「私がなぜ、お墓づくりをしているのか」

こんにちは、有限会社本多石材店の本多修です。
今日は、「なぜ私が石材店の仕事をしているのか」を聞いてください。

私の祖父(初代)は大阪で修業をした御影石職人で、名工と呼ばれていました。しかし祖父は職人気質で自分の気に入った仕事しかしなかったので、お金はいつもなかったようです。
そんな初代の死後、会社勤めをしていた私の父がその後を継いだのですが、お金はないし、人からはいじめられ、随分苦労をしたようです。
父は夜中でも一人で仕事をしたり、自分で石を磨く機械を作ったり、創意工夫しながら、本多石材をだんだんと大きくしていきました。

私の子供のころは、家はとても貧乏な借家住まいで、贅沢をさせてもらった記憶は何一つもありません。きちんとした服を着て、美味しいお菓子をいつも食べて、親子で遊びに行けるサラリーマンの家庭が、当時はうらやましく思えたものです。
何せ当時の私はツギアテをしたズボンなんかをはいていましたから・・・。
よく友達や近所の子には貧乏だからとからかわれたり苛められたりもしていました。
苛められて泣いて帰ろうものなら、父から「泣いて帰るな!相手をやっつけて帰ってこい!」と怒鳴られて・・・。仕方なく表には出るものの相手に向かっていく勇気もなく、しばらく泣き続けていました。でも、このままでは到底家には入れてもらえない。友達よりも父親の方がはるかに怖い。機嫌が悪ければすぐに手をあげるような人でしたから・・・。

意を決し、いじめた相手をぶんなぐってきました。普段から溜まっていた鬱憤を晴らすかのように、手加減なく無茶苦茶に殴ってしまい、相手はボコボコになってしまいました。
その後、相手の親がうちに怒鳴り込んできました。しかし父は、「うちの子は間違ったことはしていない!」と私をかばってくれたのです。
あの鬼のような父親が・・・。
その時の父親の後ろ姿を今でも忘れることはできません。
そんな子供時代でしたから、変な負けん気が出来たのかもしれません。

それから父親の勧めで、近所のお寺に毎週日曜日の早朝に座禅に通う事になり、それは小学校から中学を卒業するまで雨の日も雪の日も休まず続けました。
私はそのお寺で座禅をし、お経を唱え、説教を聞くだけではなく、その上、私は靴の脱ぎ方から掃除の仕方、人としての生き方、思いやり、優しい心を持つことなど色々な事を学びました。
そして、一番心に残っているのは、あらゆるモノの大切さ、人の命の大切さ、木や草あらゆるものに命があり、私たちは命をいただき生かされているのだという事を教えられました。野菜や動物の肉を口にし、それらの命を頂くことによって我々は生きているのだという事を知り、それらに対して感謝しありがたく思わなくてはいけない事も教わりました。
ここで初めて「いただきます」の意味を教えていただきました。

今の私にとって非常に重要なものを、教えていただいた貴重な時期でした。

今思えば、これが無かったら私の人生はどうなっていた事か。
自分の人生が随分変わっていた事でしょう。
あの時の経験がなかったら今の自分は存在しなかったのではないかと思います。

その後、父親の頑張りで家業はどんどん発展し暮らしも人並みになりました。
しかし、そんな家庭で私は育ちましたから、お金の苦労はよくわかっているつもりです。

小学校6年生から始めた剣道は高校まで続けました。そこでは礼儀作法から稽古まで厳しく鍛えられました。そして大学進学については私が子供のころ座禅に通っていた近所のお寺のご住職から「お前は石屋の息子だから駒沢大学に行って勉強してくるがいい」と駒沢大学を勧められ、仏教系の大学の駒沢大学で普通の勉強はもちろんのこと仏教についても勉強しました。

大学ではまじめに勉強をしていました。そして以前から好きだった音楽にかかわるサークルにも入りました。そこでミキサー(音響)の仕事をするようになり、武道館のコンサートなどにも参加しました。上下関係の厳しい世界で揉まれたりもしましたが、それより何よりミキサーが楽しくてしょうがありませんでした。この仕事をずっと続けられたらいいなあと思う気持ちが強くなる一方で、反面、長男なのだから実家に帰って石屋を継がなくてはいけないし・・・。
私は本当に悩み続けました。

 家業を継ぐことは、自分の好きな事を捨てる事。
何かを犠牲にしなくては生きていけないのか。
悩み続けた挙句・・・
「私の代で石屋をなくすわけにはいかない」
「自分だけ好きな事をして妹を犠牲にするわけにはいかない」
「一生続けられる仕事はやっぱり石屋だ」と
大好きだったミキサーの夢を捨て、石屋の後を継ぐ決心をしたのです。

大学を卒業後、私は三代目として石屋の修業を始めました。いくら大学を出たからと言っても、最初は埃っぽい工場に入って下働きからのスタートでした。年配の職人さんからは「大学を出てもこんなこともできないのか!」と、こき使われ、父親からは怒鳴られっぱなしの毎日が続き、こんなことなら大学の時に好きだったミキサーの仕事をしていれば良かったのになあ、と何度も後悔したものです。

ひとつの石を仕上げるのに、切ったり磨いたり、汗まみれになってそれぞれを綺麗に正確に仕上げていく。石にはそれぞれ特徴があるので、どれも同じようにはいかず、長年試行錯誤しながら綺麗に仕上げる努力をしていきました。
父親の厳しいチェックは入るし、叩かれるし、辛い日々が延々と続きました。父親の下での厳しい修行で何度も何度も、くじけそうになった事もありました。

随分と後になってわかった事なのですが、父親が人一倍私に厳しくしていたのは、家業である石屋の三代目として、早く一人前になって欲しいという親心だったようように思います。
そんなことも知らずに、私は父親を憎んだ事もありました。何と馬鹿な息子だったのでしょうか。
それをきっかけに、私は今まで以上にがむしゃらに働きました。
いつか父親に追いついて見せる!
いつか父親を乗り越えて見せる!
と子供のころの負けず嫌いの性分が、私を仕事に没頭させました。

そして木村さんに会うまで、私の仕事はお墓を造ることだと思っていました。

木村さんはご主人のお骨をどうしたらよいか悩んでいました。
「お父さんとずっと一緒にいたいから、お墓のことは、今は考えられない。お父さんと離れたくない。お墓に入れて一人ぼっちにさせたくない。寂しくてたまらない・・・」と思っていました。
そんなときに、木村さんは弊社のテレビCMを見て来店されたのでした。
そこで、私は「奥さんが今でもご主人を愛していらっしゃるのは、とてもよくわかりました。でもいつまでもご主人のお骨を家に置いておいていたのでは、ご主人が落ち着かれないんじゃないですか?ちゃんとお墓に入れて祀ってあげた方が、ご主人も落ち着かれると思いますよ」と言いました。
なぜならちゃんと納めるところに納めてあげた方が、奥さんの気持ちの整理が付くと思ったからです。

すると奥さんは納得したかのように「そうよね、いつまでも家に置いとくわけにもいかないですよね」と言って落ち着いた安心した顔になりました。

お墓を建てて納骨する時、木村さんは「お父さん、ひとりで寂しいかもしれないけど、お墓の中で安心して眠れるわね。私も毎日会いに来ますからね」と木村さんは涙を流しながらお骨を抱きしめ、ひとつ区切りをつけたような穏やかな表情でお骨を納められました。

これでやっと木村さんも一歩前へ進むことができることでしょう。

このことがあったとき思いました。

私の仕事は単にお墓を造ることだけではなく、お客さんにマイナスの気持ちからプラスの気持ちになってもらう仕事なんだ

と気づきました。

これからもお墓を通して、お客さんに元気になって前向きな気持ちになる人をもっと増やしていきたいと強く思いました。

そして木村さんは私たちに「本当に良くして頂いて、ありがとうございます」と深々と頭を下げられ感謝の気持ちをとても強く感じました。

この時、私は「この仕事をしていて本当に良かったなぁ~」と心底思いました。
『自分が造ったお墓を人様に喜んで頂いて、さらにその家族みんなが手を合わせて拝んでくれる。そして自分が死んでも、自分が作ったものは残って生き続けている。こんな素晴らしい仕事はどこにもないぞ!!』。

今まで反省や後悔ばかりしてきた人生が、この瞬間変わったのです。
この仕事が私の仕事!一生やりぬこう!

人生はどこでどうなるかわからない。
失敗したと思っていた人生が、実はそうではなかった。と気が付いたのです。
今では、私はこの自分の仕事に誇りを持っています。
この仕事をしていて、本当に良かったと心から思っています。

しかし、その反面、気持ちがくじけそうになる事があります。
とても悲しく思う時もあります。
それは、「人の命や魂をお金で判断する人がたくさんいる」ということです。

「お墓?いくらでも安い方がいいよ」
「死んだ者は文句言わないから、このくらいでいいよ」
「生きている人間の方が大変なんだから、先祖様には我慢してもらおう」
「儲けているのでしょ? もう少し何とか安くなるんじゃない!?」

そんな言葉を聞くと、亡くなった方や先祖の無念さが身にしみます。

私も小さい頃からお金には苦労してきましたから、お金の大切さは痛感しているつもりです。しかし、お金にばかりこだわり過ぎると本当に人間として大切なものを見失います。いや、失います。それは確かです。

今思うと、私は辛かった子供時代に、人の痛みや悲しみ、苦しみを体験してきたように思います。

ですから、あなたにもわかっていただきたいのです。

何が大切なのかわかって欲しいのです
お金でも名誉でもない
「人の命の尊さと、魂の尊さ、人と人とのつながりの大切さを・・・」

私はこのような覚悟で石屋の仕事を長年しています。
だからこそ、あなたにも「失敗した」と嘆いて欲しくないのです。
心の底からそう思います。

あなたが、お墓を建てたいと思った時の純粋な気持ちを思い出してください。
お墓を建てるのに、何が最も大切なことだったのかを・・・・。
その気持ちを思い出していただいて、お墓づくりをして頂けたらと思います。

そのために私たちのサポートが必要であれば、失敗しない為のお墓づくりを私たち本多石材店がさせていただきます。

ただし、「私からお墓を買って下さい」という事では決してありません。

確かに、私どもに仕事を依頼していただければ本当に嬉しい事です。誠心誠意お墓づくりをさせていただきます。他社に負けるとは爪の先程も思っていません。しかし弊社以外にも真面目にお墓づくりに取り組んでいる石屋は沢山あると思います。そういった業者に失礼だと考えています。

ですから、「私どもでお墓を買って下さい」とは言えないのです。

しかしながら、他方そうでない業者もいるという事を忘れてはいけません。
大切なお金を使ってお墓を建てるのはあなた自身です。
一生に一度、いや数百年に一度の決断です。
しっかりとした判断基準を持ち、決して後悔したりしないようにすることが重要です。

期待と不安の中で、何を判断基準にすれば良いのかわからない。
限られた予算の中で、できるだけ可能な限り良いお墓を建てたい。
どの業者に依頼すれば安心して任せられるのかわからない。
せっかくお墓を建てるのだから、何より「絶対に失敗はしたくない」
これは誰もが同じように、心から思っている事です。

ほとんどの方はお墓を建てるのが初めての事だと思います。
我々の方が、お墓に関するあらゆることを熟知していると思います。

そんな悩みを持っているあなたに私共が必要であれば、プロの専門家として、いくらでも、納得いくまで何度でも、懇切丁寧にお話しさせていただきます。

是非、安心してご相談ください。
我々はお墓を建てるだけを目的とした仕事をしていません!
お客様一人一人の亡くなった方への想いを何よりも大切にして仕事をしています。あなたにあった良いお墓を確実に提供するのは当たり前であり、それ以上にお客様に満足していただき、納得いただける様々な価値を提供できる自信が私にはあります。

それでは、最後になりますが

本多 修 (ほんだ おさむ)
有限会社 本多石材店 代表取締役
島根県出身 駒澤大学経営学部経営学科卒業

有限会社本多石材店に入社、墓石加工・販売に携わり墓石事業継承の必要性を実感する。昭和57年同社専務取締役に就任、平成13年代表取締役に就任。先代本多進(現会長)の志を継承し、創業90年、三代目として消費者が安心できる墓石事業を目指す。

新聞社主催のセミナーの講師を務める。

島根県聴覚障害者情報センターで聴覚障がい者のため のセミナー講師を務める
お墓や終活・樹木葬・永代供養などについて各地でセミナー講師を務める

墓石ネット通販事業を開始する(墓石をネットにて全国販売を始める)
経営革新計画を承認される
日本石材産業協会に加盟する
安来終活支援センターを設立する
「おもてなし規格認証2016・2017・2018・2019」に登録
樹木葬霊園を山陰でいち早く開発し運営にあたる
(樹木葬霊園グレイヴパークを安来市・松江市で展開中、山陰全域に拡大予定)

島根県出身
昭和53年 駒澤大学経営学部経営学科卒業 有限会社本多石材店入社
昭和57年 有限会社本多石材店 専務取締役就任
平成13年 有限会社本多石材店 代表取締役就任
・ 日本石材産業協会島根県支部元副支部長
・ お墓ディレクター有資格者
・終活カウンセラー有資格者
・安来市石材組合元会員
・安来青年経営者協議会元会員
・安来青年会議所元監事
・安来市商工会誘致企業会理事
・米子信用金庫信和会副会長
・社日小学校PTA元会長
・安来市剣道連盟会員 他

商号 有限会社 本多石材店
代表取締役 本多 修
島根県出身
駒澤大学経営学部経営学科卒業
昭和57年 有限会社本多石材店 専務取締役就任
平成13年 有限会社本多石材店 代表取締役就任

・ 日本石材産業協会島根県支部元副支部長
・ お墓ディレクター有資格者
・ 安来市石材組合元会員
 (会の存在が消費者のためにならないため脱会)
・ 安来青年経営者協議会元会員
・ 安来青年会議所元監事
・ 安来市商工会誘致企業会理事
・ 米子信用金庫信和会副会長
・ 社日小学校PTA元会長
・ 安来市剣道連盟会員 他
創業年月日 1930年(昭和5年)12月1日
所在地 〒692-0207
島根県安来市伯太町東母里963-1
電話番号 0854-37-0148 (フリーダイヤル 0120-854-148)
FAX番号 0854-37-1288
URL 本社(山陰版)HP:https://honda-sekizai.co.jp
本社(全国版)HP:http://www.honda-boseki.com
樹木葬HP:http://gravepark.net/
メールアドレス info@honda-boseki.com
事業内容 墓石販売
許可票 建設業許可 一般石工事業 島根県知事許可(般-24)第9137号
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