国産銘石

高品質・信頼の高い大島石

国産銘石　大島石が愛され続ける理由とは？

大島石の種類・等級は？

・特級

石目が細かく青みがかった色合いで、大変希少価値が高い石

愛媛県産の国産高級材で江戸時代から美しく牽牛な石として知られていました。
中国地方、関西ではお墓といえば大島石といわれるほど絶大な信用と支持を得ています。

大島石は花崗岩特有の雲母、石英、長石の配合の妙が美しく、石目も細やかで、青みを含んだ石肌は伊予大島石特有の美しさといえます。
その中でも特に石目が細かく品質の良い美しいものを特級と呼んでいます。
石質は硬く吸水率も低く、どんな過酷な条件の中でも真の石の強さを示し、ながく建墓時の状態を保ちます。長期にわたっての品質の安定、光沢の優れている石で、時を経るごとに青みが強く感じられ、ますます美しく深みのある石肌を示します。
経年変化でトラブルが多い中で、永く品質劣化しないのは墓石材として最適と言えるでしょう。

・一級

石目は中位で、経年すると青みが深くなる特徴がある

大島石の特徴である「硬い」「風化に強い」「変色しにくい」「水を含みにくい」はそのままに石目の大きさが特級に比べるとやや大きく色も若干薄い感じがあります。
大島石の特性から古くは宝篋印塔に、近代では国会議事堂・大阪心斎橋・愛媛県庁などの建造物にも使用されています。当店で最も多く墓石として使用されている石です。

・カレイ

大島北東部で採掘され、石目がやや大きく、黒玉が出現することもありますが、二等に比べ安定している

・二級

石目が粗いため、白や黒の玉が目立つ石です。墓石よりも外柵に使用されることが多い

同じ大島石でも採掘される場所や品質の等級によって名前の付き方が違います。
本多石材店では、同じ大島石の中でも使って安心できるものしか使用しません。
安い大島石にはサビが出る石や二級の石のように石目が粗く黒玉・白玉模様が出るものがありますが、このような石は使用しません。
大島石は採掘した石の中から良い部分だけを取り出して加工するため、墓石地して使用される部分はごくわずかなものになってしまうのです。
古くから採掘され現在までも採掘され続けているのは、それだけ日本人に愛され、信頼されている証と言えるでしょう。
そして吟味して造り上げられたお墓は後世に残る立派なお墓となります。代々受け継ぐお墓の材料としては、最高ランクのものと言えるでしょう。
実は我が家のお墓も大島石を使っています。石の専門家である石屋が自分の家のお墓を大島石で造るということは、一番美しく安心できる石だからです。
だから皆様にもお墓づくりには大島石をお勧めしたいのです。

品質と特徴は？

愛媛県今治市近郊から採掘される大島石は、日本を代表する銘石の一つで、西日本では特に人気の高い石となっています。
石目の細かい「庵治石」よりも石目が大きく、飽きのこない、上品で且つ華やかさも備えた、まるで青磁の肌のような石目といわれています。
石質は硬く(圧縮強度: 1.882kg/cm2)、艶持ちがよく、経年変色しません。むしろ年月が経つほど青みが濃く感じられるようになり、趣のある味わい深い石です。
水を吸いにくく風化に強いのも墓石材としては魅力的なものがあります。