庵治ソムリエについて~その4~
庵治ソムリエの記事も残すところあと2回となりました。
前回までのおさらいの記事を載せておきますので
復習してみてくださいね!
庵治石ソムリエについて~その1~
庵治石ソムリエについて~その2~
庵治石ソムリエについて~その3~
さて、今回のテーマは
庵治石はスペシャルな石!
本多石材店では、
5tくらいの大きな原石の切断から研磨・加工・文字彫り
を一貫して行い、お墓を造っていますが
庵治の工場は違います。
庵治の石工場では多くの職人たちが
専門分野ごとに働いています。
石を切ったり磨いたり
形を造ったり丸くしたり
それぞれの専門別に工場が分かれていて
それぞれ専門の職人達が庵治石を加工しています。
石割りのスペシャリスト(職人)
山から切り出した大きな石を
工場に運んで
お墓の部品ごとに細かく割っていく
石割り作業をする職人
庵治石には傷が多いため
切り出した石を良く見極め
傷を取り除いた部分で
うまく材料を取らなくてはならないのです。
寸法をしたらその線に合わせてドリルで穴を掘っていきます。
穴を開けたら今度は
そこにセリ矢と呼ばれるクサビ状のものを入れていきます。
それをたたいて石を割っていくのです。
石には、結晶のでき具合で目と呼ばれる流れがあります。
その目に合わせて割らないと
石が変形して割れてしまうのです。
ですから
ここの作業は非常に神経を使うし
熟練の職人でないとなかなか見分けがつかないのです。
石切り職人
石を切る工場では、
傷のない部分を慎重に見極め
石を切っています。
お墓の部品は数多くあるので
どんなふうに切ると一番石を有効に使えるか
よく考えて切っていきます。
磨き職人
石を磨く職人は毎日、石を丹念に磨いています。
大きな材料から小さな部品まで
丁寧に磨いていきます。
磨いた面を光度計で測り
高い高度が出るよう日々研究しながら
お墓が何年も輝き続けるように磨いています。
わざわざドイツまで行って買ってきた石を磨く機械です
加工専門職人
やくもの(加工)する職人は
毎日、細かい作業を丁寧にこなしています。
石の角を丸く加工したり
くぼみをつけたり
蓮華などの難しい加工もここで行います。
機械が使えないものもあるので
職人の腕一つで形が変わってきます。
とても神経の使う仕事です。
丸もの専門職人
丸いものを造る工場では
旋盤を回し、四角い石を丸く加工し
だんだん丸く加工し、
ピカピカに磨き上げます。
五輪塔の玉や
灯篭や五輪塔の擬宝珠(一番上の部品)
花瓶型の花立など
あらゆる丸モノを造っています。
文字彫り職人
文字を彫る工場では
石の特性を見ながら、
どうしたら綺麗に見えるのか研究しています。
深く彫ったり浅く彫ったり
彫り方によって石に表情が現れます。
彫った文字が生きるように彫るのは
熟練の職人の仕事がなせる業です。
最高級の庵治石を
それぞれの工程を専門の工場で
それぞれスペシャルな専門の職人達が
専念して造るお墓だから
庵治石はスペシャルなお墓になるのです。
あえて誤解を恐れずに言うなら
庵治石のお墓は
もうこれ以上のものは他ではできない!
とも言えるのかもしれません。
庵治のスペシャリスト達が作り上げた作品を見てください。
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